今日は私の一番基になっている銀粘土の新商品の考察です。
三菱マテリアルからアメリカでは昨年10月に、日本では今年4月から発売されているPMC PROという従来の粘土よりも強度がアップした商品です。
5月に日本でこの粘土の講習を受講してきました。
素材のしくみやら、焼成方法、使用の展望などあれこれをお勉強!
一日講習なので実際に粘土を使っての制作作業もありました。
そこで作ったのが強度を利用した菓子楊枝でしたが・・・
作業中のトラブルで未完成です(^^;
この粘土は表面を硬化させる作業を施す事で、従来の銀粘土の2倍の強度を引き出す事ができます。
そこで、今回の仕上げは叩くことで強度を上げる鍛金という彫金でも使われる技術を施しました。
要するに、焼き上がった物を叩いて鍛えて強くするという、叩かれる方は修行ですね(^^;
叩いたあとは雪平鍋みたいになります。
ところが、叩いてカーブが出てしまった場所を修正しようと凸側から軽く叩き始めた所
ポッキっと3分割!
時間に追われた大人数の講習で、時間内に焼成して完成させなくてはならないので、
焼成で一部無理がありました。
温度が充分ではないエリアがあり、そのエリアにあった作品はみな研磨や形成時の加圧で
破損してしまいました。
結局同じ粘土で作った軟らかい粘土で破損カ所を繋いで再焼成しました。
(画像はその再焼成後)
再焼成したところでタイムアップだったので、まだ仕上げていないので,強度は未確定です。
しかし、事故のおかげでこの粘土が彫金のロウ付け(金属同士を金属で付ける溶接の様な物)同様に
点と点を付ける事ができるという今までに無い特性があることを実感できました。
焼成方法がちょっと面倒ではあるものの、これまで不安だった細いリングや強度の必要なパーツなど
新しい可能性は広がりそうです。
あ・・・なんか久しぶりにちゃんとした話書いた気がする〜!c(>ω<)ゞ イヤァ~
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