さむ〜い冬にはおコタツに入ってのんびり編み物でもしたいな〜っと、この数日アパートのセントラルヒーティングの温度が間に合わず、足下が冷える部屋で日本のおコタツがちょっと恋しくなってます。暖かい部屋で暖かい毛糸で暖かいセーターやマフラーを編んでると身も心もホカホカになります。でもニューヨークでは日本よりもウールなどの良質の毛糸が高いので最近は殆ど毛糸編みはしなくなってしまいました。
代わりに毛糸のような見た目の暖かさはないけれど、純銀の線(ワイヤー)でチェーンやモチーフを編むことはあります。
これはネックレス・モチーフで、中央の大きい花のモチーフは直径約5cm。
3つのモチーフは全て直径約0.16mmの純銀のワイヤーでレース用の鍵編み針で編んでいます。金属は同じ部分に何度も繰り返して力が加わると疲労破壊が起きて切れる(割れる)ことがあります。この素材となっているワイヤーは純銀でとても軟らかいので、変形しやすく、その変形がなんども同部分に生じると、ある時点で切れてしまうことがあるので、取り扱いに注意が注意が必要なちょっと厄介なネックレスなので、お客様にはお買い上げ時に取り扱いの注意を充分にご理解頂いた上でお買い上げ頂いております。
モチーフ同士の連結は極小の環で繋いで切れ目はロウ付け(溶接のようなもの)しているのですが、これがまた一苦労!銀は熱伝導率が高いため、一カ所に火をあてると即座にその熱が全体に広がるため、ロウ付け作業は慣れるまでが大変。このように極細の線はあっという間に溶けてしまうので、ロウ付けに失敗するとモチーズ全てが編み直しになるので、この連結が最大にして最難関。もちろん、こうして完成するまでにかわそうな残骸は幾つかあります(^^;
銀線はこのような鍵編み以外にも、チェーン状に編んで行くこともあります。
ちょっと分かりにくいですが、このチェーンは直径5mm程の筒状に編んだ銀のチューブです。画像の用に大きめのトップに細めのチェーンでは貧弱でバランスが悪いので、太めの物を使いたいけど、チェーンが太くなればその分重さも増し、チェーンのイメージも強く、ゴツい感じになりがちですが、このタイプなら形成されている線が細く、レース状になっていることから、繊細な印象と実際の重さの軽量にもつながるといわけです。この技法モチーフ編みとは違い、仕上げに金属を硬化させることができるので、モチーフにくらべると壊れにくいのですが、チューブが潰れやすいのがちょっと難点なので、極細線で作った物はペンダント用にはお勧めできません。
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